目黒川沿いに建つテナントビルの2階で、雑貨屋だったスペースを眼鏡店に改装する計画である。
約9坪のテナントスペースには、300枚の眼鏡をディスプレイするスペースと検眼・加工をするスペースが求められた。
スペースを緩やかに分節する間仕切壁は、左右に薄型鋼の柱を立て、その間にラワン合板をはめr構造とした。また什器はできるだけシンプルで川沿いの木々と馴染むようにOSB合板とした。間仕切壁と什器は、上下に隙間をあけることで風通しのよい空間となり、同時に遊歩道に対しても1階の路面店と同等の近さを獲得する事ができた。
目黒川沿いにはたくさんの個性的な店舗が軒を連ねている。この眼鏡店もその中の一員としてこの場所に根付き、散歩中の人がフラリと立ち寄れる店になればと期待している。